SNSの総フォロワー数55万人超え、いま話題のインフルエンサー「難聴うさぎ」。
生まれつき耳が聞こえないながらも、ユーチューバーや会社経営者、タレントとして活動している彼女は島根県松江市出身です。
今回BSSは、難聴うさぎさんに単独インタビュー。気になる彼女の素顔とは?

まずBSS取材班は書店へ。

記者 福光莉子
「あ、ありました。これじゃないですかね。『音のない世界でコミュ力を磨く』」

今年4月に発売されたエッセイ本「音のない世界でコミュ力を磨く」。
著者は、難聴うさぎさんです。

街の人
「実際身近に難聴の方っていらっしゃらないので、実際にどんな感じなのかとかも動画で分かりやすく見せてくださったりだとか、すごい明るい方だなっていう印象がありますね」
街の人
「知ってます。手話とかもされてて勉強になるなと思ってます」

難聴うさぎさんは、松江市出身の28歳。
現在、YouTubeやTikTokで、難聴である自身の体験や手話、障害がある友人らとの対談動画などを発信しています。

SNSの総フォロワー数は55万人以上。若者を中心に人気を集めている彼女に、今回オンラインで話を聞くことができました。

難聴うさぎさん
「私は生まれつき耳が聞こえなくて、小さいときから補聴器をつけて、相手の口の動きを読み取ってコミュニケーションを取っています。聾学校と健常の学校に同時に通いながら、言葉の練習をしてきて、手話を覚えたのは4年前です」

ユーチューバーとしての活動のほか、会社経営やタレント活動などマルチに活躍している難聴うさぎさん。

そもそも、SNSで発信をするきっかけは何だったのでしょうか。

難聴うさぎさん
「OLは食べていくために、自分で1人暮らしや生活をしていくために始めたことであって、本当は芸能界に入って、自分がタレントとして活躍したいという夢があったので、それを捨てきれなくて、すき間にTikTokから始めてみたという感じです」

幼いころから好奇心旺盛な性格で、船で世界一周旅行をしたことも。
たった一度きりの人生、やったことがないことにどんどん挑戦していきたいと話します。

そんな彼女の原動力とは…

難聴うさぎさん
「少しずつ私を応援してくれる人が増えていくたびに、やっぱその言葉が聞きたくて、この撮影をしたんだっていうのがあるので、ファンのみなさんのコメントが、応援が原動力になっています」

そして、自身初のエッセイ本には、難聴に生まれ葛藤した幼少期や、インフルエンサーになるまでの半生、自身の様々な障害について赤裸々につづっています。

難聴うさぎさん
「よく質問でいただくのが、耳が聞こえない子どもを産んでしまったお母さんから、どうやって育てていけばいいのか分からないというコメントをいただいたりしていて、そういうのにも参考になれたらいいなと思って書きました」
「私が今まで生きてきた28年間の人生のすべてが書き記されていて、障害を持っている持っていない関係なく、夢を諦めかけている人、夢がない人に見てほしいです」

自身の経験から多くの人に希望を与えたい。
難聴うさぎさんのさらなる飛躍に今後も目が離せません。