ことし100歳を迎えた茶道の裏千家15代家元の千玄室さんが、オーストラリアでお茶を披露しました。戦争を体験した世代として「ウクライナの戦争を終わらせたい」との思いも語っています。
千利休から数えて15代目の茶道・裏千家家元、千玄室さん。4月に100歳を迎えました。シドニーで行われた献茶式には軽やかな足取りであらわれました。
記者
「よろしくお願い致します」
献茶式で、濃厚な抹茶=濃茶を練る千玄室さん。オーストラリア各地のほか、ニューカレドニアなど近隣からも集まった、およそ200人がその所作に見入っていました。
元ニューカレドニア名誉領事 マリージョセ・ミッシェルさん
「(千玄室さんは)100歳で元気なのは毎日お茶を飲んでいるからとおっしゃっていました」
戦時中、特攻隊員だった千玄室さん。平和への思いは強く、これまで60か国以上を訪れ、茶道を通じて平和を訴える活動を続けています。ロシアによる侵攻が始まる前のウクライナも3回ほど訪れたことがあるということで、講演では。
千玄室さん
「もう一度ウクライナに行ってなんとかこの戦争が1日でもはやく終わるようにやりたい」
「ロシアにも平和を伝えたい」と語っていました。
千玄室さん
「『平和』という言葉を使わなくてもいい世の中にしていかなくてはいけない」
誰もが平等に、「一盌のお茶」を味わうことができるように。千玄室さんの活動は続きます。
注目の記事
11歳息子を殺された父「加害者との糸を絶やさない」関係を断てば「望む謝罪・賠償すら得られない」受刑者から途絶えた手紙…面会で知った真相に怒り「裏切られた」

中国のカキ養殖ブイ「環境に優しい」はずが大量の漂着ごみに… 扱いを誤ると破裂のおそれ、まるで “風船爆弾” 安全な処理方法とは

16歳で意に沿わぬ結婚…フィリピンに残された残留2世の現実 いまだ無国籍状態も…背景に“戦後の激しい反日感情” 終わらない戦後を追う

「森と自分、お互いが共に豊かになれるように」 森の香りをアロマに 1kgの枝から精油 わずか4ml 枝の採取、蒸留も自ら 山梨で手作りのアロマブランド

「暴力と胸や尻を触るセクハラが日常に」北海道京極町の農業法人で虐待か…避難したミャンマー人女性4人が明かす凄惨な実態 町議務める“父親”ら取材に応じず《連載1》

「もうダメかなと…」熊本地震で1階が全壊した実家 「助けてくれ」絶望のなか聞こえた父の声…地域住民がチェーンソーを手に繰り広げた“2時間の救出劇”









