初出荷までに13年の歳月が…

4年の栽培期間がかかる分、高値で買い取ってもらえることは農家のモチベーションにつながります。今回の養命酒への採用が増産への追い風になればと、関係者の期待が高まっています。

県薬用植物指導センターは、約230品種のシャクヤクから、有効成分「ペオニフロリン」の値が高かった「春の粧」を選び出してブランド化したもので、初出荷まで13年の歳月がかかったということです。

県は、4年間にわたる丁寧な栽培指導とともに、切り花生産との両立を模索するなどして、農家の収益アップや増産につなげていきたいとしています。