富山県がブランド化を進めてきたシャクヤク「春の粧(よそおい)」が、8日、初出荷されました。有効成分の高さが評価されて、おなじみ「薬用養命酒」の原料に採用。幸先のよいデビューを飾りました。
「立てばシャクヤク、座ればボタン」と言われるように、豪華な大輪の花を咲かせ観賞用の切り花としても人気のシャクヤクですがー。

記者:「県がブランド化を進めてきたのは、こちら、シャクヤクの根っこです。漢方薬の原料、生薬として欠かせないものなんです」

初出荷されたのは、富山県が13年前からブランド化を目指してきたシャクヤク「春の粧」の根っこ、320キロあまりです。

納品先は養命酒製造株式会社。14種類の生薬が配合されている「薬用養命酒」の原料の一つとして、県産の「春の粧」が使われます。

養命酒製造 駒ヶ根工場 唐沢昌宏次長:
「品質はわれわれが要求するものに十分適合するものと見ております。国産でこれだけたくさんのシャクヤクを作っている場所は富山県しか見つからなかったのは大きかった」
