山形市内に住む80代の女性から通帳やクレジットカードなどを盗もうとしたとして、27歳の無職の女が現行犯逮捕されました。

窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、村山市の無職・太田千晶容疑者(27)です。

警察によりますと、太田容疑者は仲間と共謀し、先月29日、山形市内の80代女性の家に、実在する家電量販店の名前で「クレジットカードが偽造されている」などと電話を掛けたということです。

その後、全国銀行協会などの職員を装い「カードや通帳、暗証番号を準備してほしい」「担当者が向かいます」などと電話をかけました。

電話を怪しく思った女性が通報し、警察官が女性の家に向かったところ、家には太田容疑者が来ていて、玄関のドアから外に出たところで現行犯逮捕しました。警察が確保した際、太田容疑者は暴れるといったことはなかったということです。

警察では捜査に支障があるとして、太田容疑者の認否を明らかにしていません。

太田容疑者は特殊詐欺グループの受け子役と見られ、警察では組織の全容解明に向け調べを進めています。