8日、岩手県一関市の中学校で、自転車を利用する際の危険性を感じてもらおうと「スタントマン」が事故を再現する交通安全教室が開かれました。その迫力に生徒からは悲鳴も上がりました。
この自転車交通安全教室は、JA共済連岩手が岩手県警察本部と連携し県内各地で開催しているもので、8日は、一関市立磐井中学校で行われました。
全校生徒がグラウンドで見守る中、映画やテレビドラマなどで活躍するプロのスタントマンが自転車や自動車を使って、事故を再現します。その迫力に、生徒からは悲鳴や驚きの声が上がっていました。
このように実際の事故を再現するような指導法は「スケアード・ストレイト教育技法」と呼ばれ、恐怖を実感することによってそれにつながる危険な行為を未然に防ぐという狙いがあります。
(生徒)
「交通事故が本当に起きているような反応をしてたり、リアルな感じで怖かった。
自転車(に乗る時)もですし、歩く時も交通ルールを確認して完璧にできるようにしたい」
また生徒たちは自転車を利用する際のマナーやルール、ヘルメットの装着方法などを改めて確認し、交通安全への意識を高めていました。