山口県防府市の航空自衛隊防府北基地は、所属する50代の男性3等空佐が
自身が経理を担当していた私的団体の資金およそ1800万円を
横領したとして、8日づけで懲戒免職処分にしたと発表しました。

懲戒免職処分となったのは、航空自衛隊防府北基地で自衛隊員育成の業務に従事していた50代の男性3等空佐です。

防府北基地によりますと、男性3等空佐は有志の自衛隊員で構成される団体の経理委員もつとめていましたが、2018年4月ごろから2022年3月ごろまでの間、およそ1800万円を横領したとされます。

2022年、後任の経理委員との引き継ぎをしている時、本人が横領したことを打ち明け、娯楽や借金返済に使ったと話したということです。

被害を受けた団体と男性3等空佐はことし2月に示談が成立しており、全額弁済されています。航空自衛隊防府北基地の吉田昭則基地司令は、「誠に遺憾であり、さらなる規律の維持につとめる」としています。