鋳物の生産が盛んな岩手県奥州市で8日、駅に南部鉄器の風鈴が飾られました。涼しげな音色が利用客を出迎えます。

 奥州市の玄関口、JR水沢駅での風鈴の飾りつけは、地域の伝統産業をPRしようと1962年に始まりました。
 8日は鋳物組合、市などから15人ほどが作業に訪れ、風鈴およそ700個をホームに取り付けました。
 水沢に初夏の訪れを告げる風鈴の音色は環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。
 今年は奥州市出身のメジャーリーガー、大谷翔平選手へのエールやILC=国際リニアコライダーの誘致をめざす短冊が付けられています。
 水沢駅の南部鉄器の風鈴は9月上旬まで飾られる予定です。