衆議院解散が取り沙汰される中、次の総選挙から山口県の小選挙区は1つ減ります。現在は1区が高村正大氏、2区が岸信千世氏、3区が外務大臣の林芳正氏、4区が吉田真次氏で、この現職4人で3つの議席を巡り候補者調整が進められています。
自民党山口県連の幹部が7日、自民党の森山選対委員長と面会し、林氏と吉田氏が共に新3区を希望しているとする意向を伝えました。

7日午前、自民党県連が山口市で選挙対策委員会を開き、対応を協議しました。次の総選挙から、県内では小選挙区が4から3に減るため、議席を独占する自民党では候補者の調整が進められています。選挙区の調整を巡っては、関係者によると、新1区を高村正大氏(現在1区)、新2区を岸信千世氏(現在2区)、新3区林芳正氏(現在3区)と吉田真次氏(現在4区)が希望しています。選挙対策委員会では、4人の議員の意向を党本部に伝えることが確認されました。
自民党県連 友田有幹事長
「調整はしてません。だからお話を聞かせていただき、それを党本部に持ってあげる、この作業をしっかりやらせていただいた」

午後、自民党県連の友田幹事長と柳居県議会議長が党本部を訪れ、森山選対委員長と面会しました。面会後、友田幹事長が取材に応じ、今後は党本部の判断を仰ぎたいとしました。

友田幹事長
「今回は1区は1人、2区は1人、3区は2人ということで、お話をさせて頂きましたので、森山選対委員長の方にお預けをした。意向を選対委員長に報告させて頂いたと、ここまでが私たちのできる仕事だったと思います」
新3区を希望する2人の議員について県連では優劣をつけずに報告したということです。森山選対委員長は「早急に調整する」と応じたということです。
関係者によると、党本部は新3区の公認候補に、現在3区の林芳正氏を選任する方向で調整に入っているということです。
一方、吉田さんが所属する安倍派の塩谷会長代理は午後、岸田総理と面会しました。

塩谷立 元文部科学大臣
「3区を吉田真次さんにということで小選挙区でお願いした。そこには林さんが当然いますから、『非常に難しい判断だ』ということで」
岸田総理は即答しなかったということです。
早川晋矢記者
「候補者調整をめぐり、現時点で県連としてできる仕事は終えたとしました。早期の解散も取りざたされる中、党本部では早急に調整したい考えで、候補者調整は佳境を迎えています」














