瓶メーカーが生産調整を行っていた

これは、国内の一升瓶の出荷数です。コロナ禍前の2019年は、4936万本でしたが2020年は4076万本、2021年は3892万本とさらに減少しています。

コロナの流行による飲食店の営業自粛や酒類の提供禁止措置により、需要が落ち込んだためです。瓶の製造メーカーにも影響が出ました。

一ノ蔵 鈴木整社長:
「コロナ禍で需給バランスが崩れた中で、ある瓶のメーカーはそんなに数量をつくらないということで一升瓶の工場を一か所閉鎖した。(別のメーカーでも)需要があまりないうちに製造ラインのメンテナンスをしようと(製造をストップした)」

瓶メーカーの生産調整などにより、全国の酒蔵のニーズに沿った瓶の確保が難しくなったのです。また、去年の出荷状況をみると4344万本と回復していますが、一ノ蔵の鈴木整社長は不安を口にします。