7日朝、東京の小学校の子どもたちを乗せた船が岩手県の宮古港を訪れました。当初の計画にはありませんでしたが、台風の影響で急きょルートが変更されての寄港です。

 7日午前9時ごろ、青山学院初等部の6年生120人を乗せた貨客船「さるびあ丸」が大漁旗に迎えられ宮古港の藤原ふ頭に接岸しました。
 こちらの小学校では船を活用した8泊9日の宿泊行事を行うのが伝統で、今年は西日本を中心に巡るルートの予定でしたが台風2号の影響で急きょ変更され、宮古港を訪れました。
 児童たちは田老地区に移動し、震災当時の様子や復興状況の話を聞いたり、津波の映像を見たりして震災について学んでいました。
 また、ふ頭では班ごとに制作した手作りの凧を上げて宮古の風を感じていました。子どもたちはさまざまな体験を胸に、午後4時ごろ再び船に乗り込んで東京へと出発していきました。