
イズミ 商品開発者
「冷めてもおいしいごはんとむすびとなるようなものを使用しております」
商品開発者が値段やターゲット、こだわりのポイントを説明したあと、審査員として参加した社員が一品ずつ試食をして、コメントを記入します。

試食会では、募集した一般の客も審査に参加します。
参加した客たち
「レーズンのパンの重量にびっくりしました。レーズン好きなので、これだけ入っているパンを食べたことがなかったので、発売されたら買いたいです」

「わたしはメンチカツと、韓国風キンパ巻きが特においしかったなと思うんですが、そのほか、ちょっとシビアな意見とかも書かせてもらいました」

イズミによりますと、コロナ禍で消費者の志向はより本格志向に―。zehiの展開を始めたのには、直接、産地より原料を購入するなど、企画・製造・販売の全行程を自社で行い、品質や味の安定化を図ろうという狙いがあります。

今回初めて試食会に参加したという一般客は…
「(zehiを)知っていたのは知っていたんですけど、どういうコンセプトでやってるかなどあんまりよく知らなかったので、きょうはそういうことで、そういう商品を作られているんだなっていうのがわかって、よかった」
こうして販売が決まった商品は、zehi商品としてシールが貼られ、店頭に陳列されます。

イズミ デリカ本部 惣菜部 小江尚久 部長
「新しいお客さんに弊社の総菜を買っていただいて、食べて満足していただけるか、そこが最終目的」

広島発のイズミが力を入れる独自ブランド展開―。広島県内のみならず、広い範囲で展開する流通大手の動きだけに、業界へ大きなインパクトとなりそうです。