大分市と大分空港を結ぶ海上アクセスとして導入予定のホーバークラフトがイギリスの造船会社で、動作確認試験中のトラブルで県への納期が予定より2か月遅れることがわかりました。

佐藤知事は6日の定例会見で7月に納入予定だったホーバークラフトの1号機が予定より2か月遅れることになったと明らかにしました。県によりますと、イギリスの造船会社で試験をしていたところ、直径88センチある機体を浮かせるためのリフトファンが人為的なミスにより破損しました。

この影響で今年10月に納入が予定されていた2号機も1か月遅れる見通しです。ホーバークラフトの操縦士は大分の海上で1人あたり140時間の訓練時間を確保する必要があることから予定していた年度内の開業が遅れる可能性があるということです。

佐藤知事は「安全確保を第一に考えスケジュールを進めていきたい」と話しています。