糸魚川市は、来海沢地区に出されていた避難指示について、6月6日午後3時から一部を解除しました。

避難指示が解除されたのは、9世帯15人です。

2021年3月に発生した大規模な地滑り対策を行った『来海沢地区』では5月29日、大雨で増した地下水や土の圧力の影響で「谷止工」と呼ばれる地滑り対策部分にズレが少し確認されため、11世帯21人に対して改めて避難指示が出されていました。

その後新潟県が、ズレの確認された谷止工を固定する“抑え盛土”を応急対策を行い、警戒避難のための観測機器の設置も済んだことから、糸魚川市は6日に「県道上町屋釜沢糸魚川線」をはさんだ合計9世帯15人に対しての「避難指示の解除」を決定したものです。

令和3年3月に発生した 大規模な「地滑り」の様子

『来海沢地区』では2021年の地すべり災害の際に、最大で23世帯37人に避難指示が出されましたが、対策工事の一部はまだ完了していないため、2世帯6人に対する避難指示は現在も継続しています。