“明らかに難民に該当しない”と判断できる事案を難民審査参与員に配分

一方、5日の国会。入管側への野党ヒアリングで指摘されていたのは、難民の審査を担当する、認定NPO法人「難民を助ける会」の柳瀬房子 難民審査参与員をめぐる問題です。
難民審査参与員 柳瀬房子 氏(2021年衆院法務委員会)
「難民を探して認定したいと思っているのに、ほとんど見つけることができません」
今回の改正案の根拠とされる柳瀬氏の発言です。

しかし、柳瀬氏の審査をめぐっては、▼明らかに難民に該当しないと判断できる事案等が配分、▼他の参与員に比べて関与した案件が突出して多いことが明らかになっています。
立憲民主党 石川大我 参院議員
「柳瀬さんを(国会に)呼ぶことは、不都合だという風に入管庁を持っているか」
入管側の担当者
「不都合等ではなく政府参考人としてお答えをするのは、本庁幹部であるべきだというのは今答えた通り」
与党側は6月6日、参院の法務委員会で採決する予定です。難民申請をしているミャンマー人男性はこう訴えます。

3回目の難民申請中 ミャンマー人男性
「大勢の人たちが不安で不安で、恐れで恐れでいっぱいですよ。本当に帰されたら殺されちゃいます。逮捕じゃない。命が殺されます」














