舟本真理アナウンサー:能登地方の地震から1か月、ここからは「日頃の備え」について、防災士でもある井上陽子さんとお伝えしていきます。
気象予報士 防災士 井上陽子さん:最近は地震、大雨と、自然災害が相次いでいますが、大地震と大雨などの気象災害、大きな違いがあるか、見ていきます。

舟本アナ:台風は予想できるけど、地震は突然ですね?
防災士 井上陽子さん:その通りです。気象災害は、予想が難しいゲリラ豪雨でも数十分前にはある程度予想できます。それに比べて地震は、突然やってきます。ですから、いつ襲われても身を守れるように、日頃の備えが必要です。順番に見ていきましょう。


防災士 井上陽子さん:まず、家具の安全を確認。東京消防庁によると、大きな地震でけがをした人のうち、半数近くが家具類の転倒や移動によるものだったそうです。

舟本アナ:家の中に普通にある家具が、地震で「凶器」になるんですね。
防災士 井上陽子さん:金具や突っ張り式のもので、しっかり固定しましょう。特に寝室では寝ているところに倒れ込んでこない位置に置いて下さい。
