衆議院解散が取り沙汰される中、次の総選挙から山口県の小選挙区は1つ減ります。
4つの選挙区を独占している自民党の候補者調整は、大詰めを迎えています。

きのう開かれた自民党県連大会。

外務大臣として公務にあたる林芳正さんを除く、県選出の衆議院議員が顔をそろえました。
次の総選挙から、小選挙区が1つ減る山口県では現在4選挙区を自民党が独占しています。

この現職4人で3つの議席を巡って候補者調整が進められています。
大会では、区割りの改定を踏まえた組織強化を図ることを確認しました。一方で候補者調整については議題に挙がらず、挨拶をした3人の衆院議員も言及しませんでした。
焦点となっているのは新3区。
現在3区の林さんが出身地の下関市を含む新3区に立つとの見方があります。
今月2日の会見では…。

現山口3区選出 林芳正外務大臣
「山口県連等を中心にして、いろいろな議論がなされていると承知しておりまして、しっかりそれを見守りながら、対応してまいりたいと考えています」

一方、安倍元総理の後継として議席を得た現在4区の吉田真次さんは先月、安倍派の幹部や安倍元総理の妻・昭恵さんとともに党本部で茂木幹事長らと面会しました。

関係者によると、昭恵さんは「主人の後は、吉田さんに継いで欲しい」と要望。
昭恵さんが吉田さんの後援会長に就任することも報告されたということです。
吉田さんは、県連大会で意欲を示しました。

山口4区選出 吉田真次衆院議員
「安倍先生の無念さを晴らしていくためにも、そして安倍晋三先生が目指してこられた、『美しい国、日本』の実現のためにも、お力を頂いてこれからもこのふるさと発展のために力を尽くしていく所存でございます」
大会で、新しい県連会長に就任した元県議の新谷和彦さんは…。

自民党県連 新谷和彦新会長
「大変な時かもしれませんけれども。役員一同、皆さんと一緒になってね、これからも相談しながら進めていきたい」

候補者調整を巡っては、党本部から県連主導で早急に進めるよう要請されています。
県連は、近く選挙対策委員会を開き、方針を確認する意向です。














