去年8月の豪雨で大きな被害を受けた村上市の保育園が完全復旧し、全ての園児の受け入れを再開しました。保育園には、子どもたちの元気な声が戻ってきました。
「おはようございます!」

村上市のあらかわ保育園です。5日、全ての園児の受け入れを再開しました。
この保育園は、去年8月の豪雨で床上まで浸水するなど大きな被害を受けました。復旧までの間、園児たちは近くの3つの保育園に登園し、卒園式も公民館で行われました。この春からは0歳~2歳児までの保育は再開されていましたが、全ての園児が集まるのは豪雨被害後、初めてです。

【記者】「10か月くらいで復旧しましたね」
【保護者】「意外に長かったなというのは一番感じました」
【保護者】「本当に嬉しくて子どもも楽しみで、5時に起きていました」
【保護者】「災害があったときは、もう泥だらけで床がすごかったんですけど、すごくきれいだし、良いにおいがして嬉しいです」

床や壁の一部も張り替えられました。
【あらかわ保育園 高橋優子園長】
「きょうという日をずっと待っていましたし、子どもたちが目を丸くしてどっちの部屋へ行けばいいんだろうって表情が可愛くて良かったな、これからまた、前のあらかわ保育園に戻れるなという思い」

泥まみれになったおもちゃも新しくなりました。
【園児】「この前は長いブロックとかなかったのに長いブロックがある」
【記者】「長いブロック増えたんだ。どうだった?」
【園児】「たのしい」
【記者】「このピカピカの保育園で何して遊ぶ?」
【園児】「サッカーで遊びたいです」

5日は、高橋園長が復旧までの流れを園児たちに説明しました。
【あらかわ保育園 高橋優子園長】
「地域の方に感謝するとともに、やっぱり子どもたちの声が聞こえる地域は活性していくと思いますので、今までできなかった保育も立て直しをしながら、先生たちと力を合わせて頑張っていきたい」

あらかわ保育園では今後、参観日を設け、復旧した園舎を見てもらうということです。