武道、逮捕術、鑑識技術を学ぶ

また訓練では、剣道や柔道の武道も必修です。

これは逮捕術とよばれる格闘技の訓練で必要最低限の攻撃で、犯人を取り押さえる方法を学びます。

「あご!」

このほか、警棒などを用いた護身術も身に付けなければなりません。

卒業までには「刑事部門」「交通部門」といった専門的な知識も、一通りたたき込まれます。

事件現場で指紋などの証拠を集める鑑識もその一つです。

(瀬戸大輝記者)
「指紋がくっきり浮かび上がってきました」

しかし卒業すれば、まずは県内22の警察署のいずれかに配属され、交番で勤務することになります。警察官の基本は、「誰かのため・地域のために仕事をすること」だからです。なぜこの道を志したのか、入校している若者に志望動機を聞きました。

(岸尾健巡査)
「地域の人や周りの人の役に立つ仕事をしたくて、私の身近に岡山県警の警察官がいた縁もあり志望しました。すごくやりがいのある仕事だと思うのですごくいいと思います」

厳しい警察学校での日々。しかしそれに耐えることで任務をやりきる能力や、警察官に必要不可欠な「正義感」「使命感」が養われるといいます。

(岡山県警察学校 板野紀之教官)
「誰かのために仕事をするのが警察官の魅力だと思います。警察官を志すという気持ちがある方は、ぜひ警察学校の門を叩いてほしい」

岡山県警察学校では現在67人の新人警察官が入校していて、憧れの警察官を目指し厳しい訓練に耐えています。

(スタジオ)岡山県警では6月14日に警察学校についてのオンライン説明会を開催するということです。