性的マイノリティー『LGBT』。
戸籍上の同性に恋愛感情を抱く「レズビアン(Lesbian)」や「ゲイ(Gay)」。
男性にも女性にも恋愛感情を抱く「バイセクシュアル(Bisexual)」。
生まれた時の戸籍とは自身を異なる性別だと認識する「トランスジェンダー(Transgender)」などです。
また自身の性認識について定まっていない「クエスチョニング(Questioning)」などを含め『LGBTQ』と言われることもあります。
日本の法律では婚姻が認められていない性的マイノリティーのカップルを、自治体が「夫婦に相当する関係」と認める『パートナーシップ宣誓制度』が全国で導入されています。
家族として市営住宅へ入居したり、生命保険の受け取り人をパートナー名義にしたりすることなどが可能となる自治体独自の制度です。
新潟県内では新潟市、三条市、長岡市の3市が導入しています。
新潟県上越市で『パートナーシップ宣誓制度』導入を願う女性に話をうかがいました。中村柚莉(なかむらゆり)さん(仮名・20代)です。
戸籍上は「女性」である中村さんは、男性にも女性にも恋愛感情を抱く“バイセクシュアル”と自身を認識しています。
自身の性認識については、親しい知人にしか打ち明けられていないものの、いろいろな人に『LGBTQ』について知ってもらいたいと、今回のインタビューに応じてくださいました。(聞き手:BSN新潟放送キャスター 坂部友宏)
中村さんは上越市出身。
大学生時代は新潟県外で過ごし、就職を機に再び上越市に戻ってきました。
現在は会社員です。