■日本陸上競技選手権大会 4日目(大阪市・ヤンマースタジアム長居)

世界陸上ブダペスト(8月19日開幕)の代表選考会を兼ねている日本選手権の4日目が行われ、女子5000mで田中希実(23、New Balance)が15分10秒63で連覇を達成した。

連覇のかかる田中希実、日本記録保持者の廣中璃梨佳(22・JP日本郵政グループ)の対決となった女子5000m、スタートからスローペースになると田中と廣中は先頭集団でレースを引っ張った。1000mの通過タイムが3分2秒と参加標準タイムのペースとなった。2000m通過でややペースが落ちると2600m付近で先頭集団が混戦となり廣中が少し位置取りを下げた。

3000m付近で田中が先頭に立ちレースを引っ張っていたが廣中はスピードが落ち中盤に下がった。

残り3周に入った瞬間に少しスピードをあげて後続を離していくと残り1周では一気にスピードアップ。最後の1周は60秒台で走り15分10秒63で連覇、1500mと5000mの2冠を達成した。世界陸上の参加標準タイムを切ることは出来なかった。