任期満了に伴い、6月4日に投票が行われた青森県知事選挙は、無所属の新人で前むつ市長の宮下宗一郎氏(44)が当選しました。
青森県知事選挙には無所属の新人4人が立候補しましたが、選挙戦は宮下氏と前青森市長・小野寺晃彦氏(47)の事実上の一騎打ちとなりました。小野寺氏は、三村知事や自民党県連所属の国会議員2人の支持を受け、追い上げを図りましたが、及びませんでした。
※青森県知事選で初当選した宮下宗一郎氏
「いまわたくしは本当に青い熱い炎のように燃えています。新しい青森の未来への挑戦権を獲得することができた。政策で日本を牽引する「青森新時代」を目指していきたい」
小野寺氏は現職の三村知事や自民党の一部の国会議員などの支持を受けましたが、及ばず敗戦の弁を述べました。
※小野寺晃彦氏
「及びませんでした。政策の選択肢を示すという役割はしっかりと果たさせていただいたつもりです」
宮下氏のもとには、青森県内の市町村長や支援者など100人を超える人が集まり、宮下氏の当選確実に沸きました。
※宮下宗一郎氏
「県民所得の向上や、合計する特殊出生率2を目指すプログラム。医師不足を解消して、医療の偏在を解消するためのあらゆる仕組み仕掛け、こうしたことは、これまでの青森県の大きな課題でしたし、また今の課題でありこれからの課題でもあると思いますのでしっかりと取り組んでいきたいと思います」
青森県選挙管理委員会によりますと、最終投票率は57.05%で前回4年前に比べて16.97ポイント上回っています。
【宮下宗一郎氏】
青森県むつ市出身の44歳。青森県立青森高校、東北大学法学部を卒業、2003年に国土交通省入省。 まちづくり推進課課長補佐、東北地方整備局用地企画課長を経て、2012年6月に外務省出向 在ニューヨーク総領事館領事を務めた。 父親は元むつ市長の宮下順一郎氏で、2014年に父の死去に伴い同年6月のむつ市長選挙に立候補し史上最年少35歳で初当選。その後2018年・2022年の同市長選に無投票当選し、むつ市長を3期8年8か月務めた。2023年3月に同市長を辞職し今回の青森県知事選挙に出馬した。