山梨県にある大月短期大学が非常勤講師の女性1人に対する賃金の未払いで労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。

この問題は大月短大に勤務する70代の非常勤講師の女性が短大に対し「タイムカードに基づき授業の準備なども含めた労働時間に対する賃金の支払い」を求めていたものです。

女性は授業の準備時間は短大側の1回あたり20分から30分を上回ると主張していて、都留労働基準監督署は女性の主張を認め5月、大月短大に対し未払い分を支払うよう是正勧告を行いました。

大月短大は2020年9月から2023年3月までおよそ28時間分、合わせて13万9500円を支払うとしています。

女性や支援団体は「是正勧告が出たことは画期的で教員の長時間労働に一石を投じる」としています。