岩手県花巻市の農地の保全と有効活用を目的に、岩手大学の学生が麦の栽培からビールの開発までを行う新たなプロジェクトが立ち上がりました。
2日は花巻市に関係者が集まりました。このプロジェクトは、岩手大学でビールの研究や生産にも取り組むクラフトビール部と東北農業研究センターが共同で行うもので、「花巻ビールプロジェクト」と名付けられました。
岩手大学クラフトビール部は去年12月、盛岡市のベアレン醸造所と岩手県内初の完全県産ビールを開発した実績があります。
それに続く今回のプロジェクトでは、東北農業研究センターが品種開発を行っている寒冷地でも安定した栽培が可能な麦、「小春二条」を使用する予定です。
花巻での麦の栽培は今年10月に始まり、来年11月のビールの完成を目指します。