岩手を中心に活躍する作家たちの工芸品を集めた展示会が2日、盛岡市で始まりました。

 始まったのは今年で32回目を迎えた「工の会(こうのかい)展」です。
 会場には作り手たち19人の陶芸や南部鉄器、木工、漆工芸などの作品が展示販売されています。
 今回は「暮らしの中でそだっていくものたち」がテーマに設定されています。会場では、作家たちが訪れた人に作品の特徴や制作への思いを説明していました。
 今年会員になった猪又裕也さんはホームスパンのマフラーを中心に出品しています。手紡ぎや手織りに魅せられ3年前、雫石町で工房を始めました。猪又さんは糸車を使った糸をつむぐ作業を実演しながら、染色しない羊毛そのものの魅力や手仕事の味わい深さを発信していました。
 「工の会展」は4日まで盛岡市の岩手県公会堂で開かれています。