盛岡市内初の道の駅開業に向け、いよいよ工事が始まります。盛岡市渋民の建設予定地で2日、安全祈願祭が行われました。一体どんな道の駅となるのでしょうか。

(リポート)
「国道4号渋民バイパス沿いに道の駅もりおか渋民は作られます。こちらにレストランが建つ予定で、ガラス張りの窓から岩手山を眺めながら食事ができる予定です。きょうはあいにくの雨で見えませんね…」

 「道の駅もりおか渋民」は西に岩手山、東に姫神山を臨む小高い丘に6つの建物と114台分の駐車場が整備されます。
 建物のうち2棟は貸店舗となっていて、飲食店など合わせて6つのテナントが入る予定です。6月入居者の公募が行われ、7月末に決定します。
 そのほかレストランや産直、地域の人たちが使える多目的室などが作られる予定です。
 2日の安全祈願祭には市の職員や工事関係者などが出席しました。基本計画の策定開始から7年。いよいよ始まる工事に向けて意気込んでいます。

(盛岡市 制作統括特別参与 熊谷俊彦さん)
「道の駅は私たちの未来を作る希望のステージ。人口減少や少子化、玉山地域では農業が継続しづらいという厳しい状況の中であるからこそ 道の駅を作ることによって将来に渡って夢の持てる場所にしていきたいとコンセプトを掲げております」

 すぐ近くには石川啄木記念館があり、遊歩道で施設と施設の間をつなぐ計画も進んでいます。観光客の増加に雇用の創出と、地域の活性化に大きな期待が寄せられる「道の駅もりおか渋民」は、来年夏、開業予定です。