外国人の長期収容のあり方を見直す入管法改正案をめぐり、立憲民主党が提出した杉法務委員長に対する解任決議案が、参議院本会議で与党などの反対多数で否決されました。

与党側は来週水曜日の入管法改正案成立を目指しています。2日に行われた参議院本会議では、入管法改正案の採決をめぐり、立憲民主党が提出した杉法務委員長に対する解任決議案の採決が行われ、自民党や公明党、日本維新の会などの反対多数で否決されました。

その後に行われた法務委員会の理事懇談会では、立憲民主党などが反発するなか、杉法務委員長は来週火曜日の委員会で法案を採決することを決定しました。

一方、「難民認定を行うための第三者機関の新設」などを盛り込んだ立憲民主党などが提出した対案の採決については見送る方針です。

与党側は来週水曜日の法案成立を目指していますが、立憲民主党などの反発は必至で、改正案をめぐる攻防は激しさを増しています。