全面解決した例は、ほとんどない…


高額なローンを組ませられ、投資用のアパートやマンションを購入していた人は、ほかにもいました。
女性:「このような銀行をどうして信用できますか。融資してしまえばあとは知らんぷりですか」
今年4月。東京・日本橋のスルガ銀行東京支店の前で行われたデモ。この日200人を超える被害者が全国から参加しました。


この男性は、投資用マンションのほか、自宅のローンもスルガ銀行で組んでいました。

自宅を競売にかけられた男性:「家賃が入ってこなくなる状況になると、今度は自分の自宅のローンも支払いできないという状況になりまして。結局、持っている物件全部が競売にかけられるという状況になってしまいまして」

被害を訴えている人は、およそ400人、総額1000億円に上ります。

SI被害者同盟 代表:「購入前の平穏な生活を取り戻したい。それだけです。物件はお返ししてローンもなくしてほしいというのが1番の希望ですね」
スルガ銀行は、シェアハウスの購入者1051人に対し、物件を手放すことで総額1655億円のローンの返済を免除。一方、マンション・アパートの購入者については「シェアハウスとは実情が異なる」として個別に対応、全面的に解決した事例はほとんどありません。

女性:「1億円以上。まだ残っています。もう生活がもうめちゃくちゃになってます。もうこの物件はいらないので、買う前の状態にしてほしい」

