ニュースを見て、目を疑う…

買ったのは大阪市にある中古マンションでした。女性は、物件を見に行くこともなく9800万円のローンを組んだのです。その際、条件としてスルガ銀行の口座に150万円を入れるよう言われたといいます。

しかし。その後、外壁工事代500万円。さらに2棟の中古マンションの修繕費あわせて2000万円などが必要となり、お金がたまるどころか貯金を切りくずし、投資用のワンルームマンションを売らなければならない羽目に…。

ちょうどその頃、女性はニュースを見て目を疑いました。

2018年、スルガ銀行で、シェアハウス「かぼちゃの馬車」をめぐる不正融資問題が発覚したのです。スルガ銀行は審査を通りやすくするため、シェアハウスのオーナーの収入を実際より多く見せようと、預金通帳などの記録を改ざん、巨額の融資をしていたのです」