命を考える特別授業が甲府市の高校で開かれました。
少年たちの暴力で高校生の息子を亡くした女性が心の傷の深さを語り、命の大切さを訴えました。

この授業は命の尊さを知ってもらおうと警察などが開いたもので、甲斐清和高校の全校生徒約500人が参加し、大阪府の武るり子さんが講演しました。

武さんは27年前、高校1年生の長男を他の高校の生徒からの暴力で失いました。
そして遺族の心の傷の深さを語り、家族を大切にしてほしいと訴えました。


講師 武るり子さん:
1日1日を大事にして過ごしてほしい。一日一日を繰り返しちゃんと過ごせることが本当に幸せなこと。

生徒たちはメモをとりながら熱心に耳を傾けていました。