長野県で開かれている将棋の名人戦第5局。史上最年少での名人位獲得まであと1勝と迫る藤井聡太六冠と、4連覇を目指す渡辺明名人の戦いは終盤を迎えています。

長野県高山村の温泉旅館「藤井荘」で行われている名人戦七番勝負の第5局。2日目の対局は、きのう次の一手を書き留めた、藤井六冠の「封じ手」が開封され、藤井六冠が仕掛ける形で始まりました。

記者
「大盤解説会の開始まで30分ありますが、会場にはファンが続々と詰めかけています」

会場近くの村営施設で行われた大盤解説会には、事前に申し込んだファンなど200人が来場し、決戦の行方を見守っています。

東京から
「ミーハーですから藤井さんの七冠、最年少名人が見たいです。渡辺名人には悪いけど」
長野から
「ぜひきょうは楽しんで、胸に刻みつけて帰りたい」

史上最年少20歳10か月での名人誕生か、それとも渡辺名人が王者の意地をかけて、ここで盛り返すのか、注目の勝負はまもなく決まります。