6月から電気料金が大幅に上がるほか、食品も3500品目以上値上げされます。一方で、去年の値上げ以降、売り上げが落ち込でいる回転寿司のスシローは最も高い360円の皿をやめます。その狙いは?


天空を泳いでいるようなペンギンが人気のサンシャイン水族館。3月に平日の大人料金を200円値上げし、2600円にしました。大きな要因は電気代の高騰です。

サンシャインエンタプライズ 廣澤学 次長
「電気代の値上がりに関しては我々の想定を遙かに上回るものでした」

照明をLEDに替え、生き物に影響がでない範囲で水温を下げるなどの節電につとめたものの、値上げは避けられず…

電気代がさらに上がれば再び値上げを検討する可能性があるといいます。


6月は東映や東宝などの映画館も電気料金の高騰の影響などで、一般料金を1900円から2000円に引き上げます。

また、6月に値上げされる食品は3575品目。そのうちの2割は「電気代の上昇」が要因です。


西村経産大臣
「新料金が6月1日から適用されることになります」


さらに大手電力7社は、家庭向けの電気料金を6月の使用分から平均で15%~40%前後値上げ。東京電力では標準的な家庭で、5月の6809円から、6月は7690円に上がる計算です。


値上げが相次ぐ中、それを見直す動きも出てきました。