妊婦などの支援に取り組むNPO法人の「フローレンス」は、経済的な理由などで病院を受診できない妊婦らが、無料の検診や出産支援を受けられる新しい事業を始めると発表しました。
今年に入り、全国では生まれたばかりの赤ちゃんを遺棄する事件が相次いでいて、その背景には望まない妊娠や経済的な理由などで子どもを育てるのが難しい妊婦の存在が指摘されています。
NPO法人のフローレンスが新たに始める「無料産院」事業では、妊婦に対して無料の検診や出産支援を行うことで、誰にも相談せずに自宅で出産する「孤立出産」などを防ぐほか、行政の支援にも繋げていくとしています。
事業の費用は全国からの寄付で賄われ、まず、明日から京都市の「第二足立病院」で始まる予定です。
今年度中にはさらに、全国で10か所まで協力してくれる医療機関を増やしていきたいとしています。
フローレンスの代表は「未受診のまま出産が迫るケースも多い。まずは相談に来てほしい」と呼びかけました。
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