山梨県の南アルプス市議会での市議による現金配布問題です。
この問題は長崎知事を支援する市町村議会議員でつくる「前進やまなしの会」から「事務所経費」
つまり事務所の家賃に充てるとして、南アルプス支部代表の村松三千雄市議に現金6万円が渡されました。

しかし村松市議はこの現金を「政治活動費」として、知事選告示の前の日に市議会の議場で市議16人に1人平均約3000円を配布。
その際に「領収書はいらない」などと話していたという事です。
しかし受け取った市議から「なんの金かわからない」などの声があり一部が返却され、村松市議は全額を回収し当初の目的通り支部の家賃に充てました。
なぜ事務所経費が政治活動費になったのか?
そもそも現金を配ったことに問題はないのか。
この問題について、市議会の全員協議会が開かれました。


南アルプス市 村松三千雄市議:
私のとった軽率な行動については、法的なことは警察が判断すると思います。本当に申し訳ございませんでした。

31日の全員協議会で「軽率だった」と謝罪した村松市議。しかし・・・

南アルプス市 村松三千雄市議:
私の「軽率」の主な理由は、議場で(現金を)配ったことです。

南アルプス市の市議:
お金を配ったこと自体は軽率な行動と思っていない?

南アルプス市 村松三千雄市議:
結果的には「軽率」だった。

また事務所経費で支給された現金を政治活動費として配った事については・・・


南アルプス市 村松三千雄市議:
正当かどうかわかりませんが私の独断。私の独断で過大な解釈をした。

記者:政治活動費にしようと「独断」した理由は?
村松市議:・・・・・。
問題を受けて南アルプス市議会では対応策について話し合いましたが、2時間にわたる議論は堂々めぐりで結論がでませんでした。




南アルプス市の市議たち:
「これ以上事を大きくする必要があるのか?」
「これ、おかしいから」
「静粛にお願いします」
「野次をとばさない!」


市議会では6月1日も全員協議会を開き対応を協議しますが、「議会で結論が得られないので警察の判断を仰ぎたい」とと一部の市議が刑事告訴を検討しています。