岩手県漁連は30日、基準値を超えるまひ性貝毒が検出されたとして大船渡湾東部海域でホタテガイの出荷を自主規制したと発表しました。
 これで岩手県内12の海域全てで出荷ができなくなっています。

 県内のホタテガイをめぐっては今年2月から5月2日の間に12ある海域のうち大船渡湾東部海域を除く11海域で基準値を超えるまひ性貝毒が検出され、県漁連が出荷を自主規制してきました。
 そして30日の検査で大船渡湾東部海域のホタテガイからも基準を超えるまひ性貝毒が検出され、出荷自主規制となりました。
 貝毒によりすべての海域でホタテガイの出荷が自主規制となるのは1989年7月以来およそ34年ぶりです。
 今後3週連続で基準値を下回ることが規制解除の条件となっています。