■MLB ブルージェイズ 7ー2 ブルワーズ(日本時間31日、ロジャース・センター)

ブルージェイズ・菊池雄星(31)が本拠地でのブルワーズ戦で先発。菊池は5回、98球を投げ被安打3、被本塁打1、奪三振4、四死球5、失点2(自責点2)、苦しみながらも日米通算100勝を達成した。

日米通算100勝に王手をかけてから3試合足踏みをしている菊池。ブルワーズ戦は自身2度目の先発、立ち上がりに2番・O.ミラー(26)にヒットを打たれると3番・W.コントレラス(25)に141キロのスライダーを右中間スタンドへ運ばれ今季15本目の被本塁打。2点を先制された。

その裏、ブルージェイズは3番・V.ゲレーロJr(24)のタイムリーなどですぐさま4点を奪い逆転して菊池を援護した。菊池は3回、1死一塁で4番・C.イェリッチ(31)をセカンドゴロ併殺打に打ち取り、グラブを叩いてガッツポーズを見せた。

4回には7番・J.ウィーマー(24)を155キロのストレートで空振り三振を奪い、メジャー通算500奪三振を記録、本拠地のファンもスタンディングオベーションで菊池を祝った。

菊池は毎回ランナーを出す苦しいピッチング、勝利投手の権利がかかる5回、先頭打者の9番・A.モナステリオ(26)にこの試合4つ目の四球を与えた。2死を奪ったが3番・コントレラスに四球、2死一、二塁のピンチを招いた。ここまで90球近く投げている菊池、4番・イェリッチをカウント1-2と追い込むと138キロのカーブで見逃し三振、菊池は苦しみながらも勝ち投手の権利を得てマウンドを中継ぎ陣に託した。菊池は5回、98球を投げ被安打3、被本塁打1、奪三振4、四死球5、失点2(自責点2)、中継ぎ陣も点差を守り抜き菊池は今季、6勝目、メジャー通算500奪三振、日米通算100勝をマークした。