5月31日は、WHOが定める世界禁煙デーです。
山形県が調べた県内の喫煙率は17.2パーセントで、調査開始以来、最も低くなりました。

県では、おおむね5年ごとに県民の生活習慣などを調べています。

今回は去年5月から6月にかけて1万5000人を対象に調査し、およそ6400人から回答を得ました。

それによりますと、たばこを毎日吸う、もしくはときどき吸っていると答えた20歳以上の人の割合は17.2パーセントで、前の調査より3ポイント低くなりました。

これは、県が調査を始めた1990年以降、最も低くなっています。

年代別で割合が高いのは、40代の27.4パーセントで、次いで30代の25.2パーセントと続きます。

県では、受動喫煙防止条例を定め、学校や病院の敷地内に喫煙所を設置しないよう呼びかけていることなども喫煙率の低下に貢献したと分析しています。

厚生労働省では、5月31日から6月6日までを禁煙週間と定めていて、県では駅などで啓発活動を行うとしています。