東シナ海にはイージス艦が展開 自衛隊に「破壊措置命令」

日比キャスター:
このような中、日本政府の対応として、浜田大臣は自衛隊に破壊措置命令を出しています。これを受けて東シナ海にはイージス艦(迎撃ミサイルSM-3搭載)が展開するということですし、地対空誘導弾PAC-3も▼那覇▼与那国島▼宮古島▼石垣島に展開されることになります。

松野博一官房長官(5月30日)
「弾道ミサイルが実際に我が国の領域に落下する恐れが認められる場合には、迎撃を含む必要な措置を取る

日比キャスター:
2016年2月の打ち上げを見ても“衛星”と称していたわけですが、実際にはミサイルが発射されており、韓国の近海にはミサイルの一部が落下しました。改めて日本に何らかのものが落ちてくる可能性はどうなんでしょうか?

防衛省 防衛研究所 高橋杉雄さん:
正常に上がっていけばそのまま落ちてこないんですけれども、少しでもコースがずれれば日本の領域の中にブースターやロケットの部品が落ちてくる可能性はあります。

それに備えてイージス艦とPAC-3が展開しているわけで、もし仮に我が国領域で落ちてくるようなことがあれば迎撃する、落ちなければそのまま上がっていくことになると思います。

厚切りジェイソンさん:
迎撃したら、北朝鮮はその迎撃をどう受け取るのかは結構心配ですよね。

防衛省 防衛研究所 高橋杉雄さん:
そのときはあくまでも事故として日本の領域に落ちてくるので、落ちてこないものについて迎撃はしないですから、その辺については「あなたたちのミスですよね」っていうことになるのかなと。

日比キャスター:
ミサイルの性能は近年上がっていると言われてますけれども、今回の実験は成功するという見立てなんでしょうか。

防衛省 防衛研究所 高橋杉雄さん:
これまで大きな失敗はあまりしてないって言えばしてないんですけれども、そればっかりはやってみないとわからないですよ。だから万が一に備えて展開させているということです。