山形県尾花沢市の児童が、30日から、地元に伝わる陶器作りに挑戦しています。

子どもたちが手に持っている石。尾花沢市の伝統工芸品「上の畑焼き」の材料で、陶石と言われるものです。

尾花沢市の玉野小学校では、地元の伝統を知ってもらおうと、作家の伊藤瓢堂さんを講師に、体験授業が行われています。

30日、実際に山に入った児童たち。

金づちやつるはしを使って陶石の採取に挑戦しますが・・・

児童「何回やっても割れない石があって大変でした」

固い石に悪戦苦闘です。

山を下り、粘土にするため陶石をさらに細かく砕く作業も・・・

慣れない道具で思うように石を壊せません。

それでも児童たちは、立派な作品を作ろうと集中して作業にのぞんでいました。

児童「昔の人は、機械もないのに全部手作業でやっていてすごいなと思った。道具も重くてびっくりした」

児童「少し難しかったけど、皆と楽しくできて良かった」

児童たちは、来月、実際にろくろを回して抹茶碗を作るということで、8月中には世界に一つだけの作品が出来上がるということです。