新潟市北区の小学校に住む「カルガモの親子」。毎年、この時期に、小学校の中庭から近くの川へ引越しのため、カルガモが校舎内を通るそうです。果たして、そのお引越しはあったのでしょうか?

新潟市北区の葛塚小学校です。こちらの中庭では…

【黒崎貴之キャスター リポート】
「お!いたいた!親ガモとヒナがいる」

カルガモの親子が住んでいるんです。毎年、入学式の時期になると学校の中庭にやってきて、卵を産んで子育てをし、6月上旬に近くの川にお引越しをするということです。

【児童】
「かわいい!」

2022年6月の様子(提供:葛塚小学校)

こちらは、去年の映像です。なんともかわいい行進!母親のあとをヒナがついて行き、体育館を出ていきます。茂木智弘教頭に当時の話を聞きました。

葛塚小学校の茂木智弘教頭は…

【葛塚小学校 茂木智弘教頭】
「ちょうどスノコの間に、子ガモが落ちちゃったんですね」

慌てて職員がスノコを上げて子ガモを救出し、その後、体育館を通って近くの川へ向かったそうです。

一方、こちらの中庭は、生き物が生息する空間=ビオトープと呼ばれ、福島潟をイメージして2000年に作られたもので、様々な動植物のすみかになっています。

ビオトープを管理している伊藤さんは、この学校環境があるからこそ、カルガモが来てくれると話します。

【NPO法人 ねっとわーく福島潟 伊藤裕美子さん】
「水辺で巣を作って、学校でカラス対策をしてくれるので」

子どもたちもカルガモが大好きです!

【児童】
「カルガモの赤ちゃんがテクテク歩いているところが一番かわいかったです」
Q最近いつカルガモを見た?「最近だと先週の木曜日」
Qきょうお引越し行われるかな?「きょう…でも、近いうちに行われる」

茂木教頭や伊藤さんによると、今年は去年よりお引越しが早まりそうということで、取材班もカルガモを探します。驚かさないように探し、何度か姿は確認できますが、なかなかお引越しとはいかないようです。

結局、お引越しは後日に持ち越しに。ただ、茂木教頭によると近いうちに新井郷川へ向かうだろうということです。