関門海峡を挟んで向かい合う山口県下関市と福岡県北九州市の市長が会談し、観光などの分野での連携を確認しました。

30日、下関市の前田晋太郎市長が、北九州市を訪れました。まずは北九州市の武内和久市長と一緒に、門司区の商店街を視察です。商店街の振興研究をしている大学生の説明を受けたり、店を訪問して店主から話しを聞いたりしました。

続いて、12年ぶりとなるトップ会談に臨みました。会談後の共同会見で発表されたのは、「関門新連携」。民間事業者が手がける観光振興の取り組みについて、行政がどう支援できるかを協議するプロジェクトチームを結成することが決まりました。またイベントを共同で開催したり、両市の小中学生を対象にした事業を行うなどして、関門エリアの魅力向上を目指して連携していきます。

下関市 前田晋太郎市長
「両市の成長が1+1が2じゃなくて5とか10に伸びていくような、化学反応的なこともこれから期待して、武内市長さんのリーダーシップにも期待し、仲良くやっていきたい」
北九州市・武内和久市長
「とりわけ門司のエリアにとっては、まず一つ目はやはり新しい風、新しい発想、新しい視点を海の向こう側から持って来ていただけることはとても大きいと思います」

両市では今後も、トップ会談を開催していきたいとしています。