◆近藤真彦「もう知ってるでしょ」

近藤真彦さんが、大分県日田市で開かれるフォーミュラカーレースのPRで、大分県庁に表敬訪問したときの囲みの会見で、「もう知ってるでしょ、隠しごとなしに正々堂々と話さないと、みなさん納得しないでしょ」と話していましたね。近藤さんはジャニーズの“長男”として40年ほど君臨していたわけですが、その立場でのあの発言は藤島ジュリー景子社長への呼びかけですよね。

これはかつて近藤さんとジュリー社長が『3年B組金八先生』でクラスメートとして共演していたことを考えると、しみじみとしてしまう話でした。

◆この国全体で膿を出すべきフェーズに

でも、実際にジュリー社長に面と向かって何かを言える人はいないんだろうなという、彼女の孤独も想像してしまいます。ただ、裸の王様ならぬ裸の女王みたいな経営者に同情するにしても、日本を代表するエンタメ企業のトップとして、今の姿勢は疑問です。ご自身の影響力をもっと考えてほしいと思います。

「創業者がワンマンで、ゆえに会社も大きくなったんですが、変なルールが残っていましてね」みたいな会社があるでしょう? そういうことはどこにでも転がってる話だと思います。もしかしたら「うちの父親がそうだ」という人が、リスナーの中にいるかもしれませんね。でも、正すべきところは正しましょう。先週話したように、やっぱりこの国全体で膿を出していくというフェーズに入っているんじゃないでしょうか。