■2023年度バレーボール男子日本代表チーム キックオフ記者会見(31日、愛知)
シーズン開幕を控えた男子バレーボール代表が31日、愛知で記者会見を行った。
会見にはフィリップ・ブラン監督(63)をはじめ、主将の石川祐希(27、パワーバレー・ミラノ/イタリア)ら日本代表14人が出席。石川は「今年最大の目標はパリ五輪予選で出場権を獲得することだが、来週開幕するネーションズリーグではいい形で五輪予選につなげられるよう戦いたい。決勝ラウンド、さらにはベスト4を目指す」と意気込みを語った。
6月6日にはネーションズリーグ予選ラウンド第1週名古屋大会(~11日・日本ガイシホール)が開幕。日本はイランとの初戦を迎える。会見に出席したブラン監督は「この大会では世界トップチームとの試合経験の獲得を目指したい。さらに初戦のイラン戦は世界ランキングでアジアトップを維持するために大事な試合になってくる」とまずはアジア最大のライバルをターゲットとした。
エース西田有志(23)も「五輪の出場権をかけた戦いが今年すごく大切になってくるので、そこを全員でしっかり勝って取っていく」。身長206cmとチーム最長身の大学生、麻野堅斗(18、早稲田大学1年)は「まずはこのユニフォームを着て大舞台に立てるという事を嬉しく思いますし、この経験を無駄にせず1試合1試合を通して成長出来るように頑張っていきたい」。髙橋藍(21、日本体育大学4年)は「しっかり自分自身が進化していくっていう所も目標にして頑張っていきたい。チームの目標であるパリオリンピック出場っていう所をしっかり決められるように自分自身も貢献して頑張りたい」と語った。
来年のパリ五輪開幕に向け、9月末からは五輪予選が控える。五輪の出場権獲得に向け、勝負の1年となる。