“渋滞が少ない時期”を狙って工事
日比キャスター:
今回の工事は、6月10日午前5時まで一部区間を通行止めにする非常に大規模な工事となりますが…なぜこのタイミングなのか?

首都高速道路担当者によりますと、「交通量が少ない時期に通行止めを実施することにしました」ということです。
また、交通ジャーナリストの清水草一氏によりますと「首都高は、例年4月から6月は渋滞が少ない時期」ということから、この期間を狙って工事をすることにしたということです。
ホラン千秋キャスター:
一時期だけ不便になるなという気がする人もいるかもしれませんが、安全のために必要な措置ということですので。前もって行動したり予定を立てたりということが必要になってきそうですね。
若新雄純 慶応大学特任准教授:
ホランさんは前もって行動できる人ですか?
ホランキャスター:
私は完全に行動できない人です…
日比キャスター:
私もできない…空港はギリギリになってしまった記憶しかない…

若新 准教授:
結局、僕たちって生活を一番都合のいい状況で見立てがち。こういうときに、どれだけ上手くいかなかった場合を想定できるか。東京の生活って、移動に関しても乗り換えに関しても、いろいろなものを検索できるようになってから、最短プランとか一番効率がいいルートとかを生活の中にどんどん組み込んでいる。
なにより東京の都市って、最初から大きな計画があってできた街じゃなくて、全部、継ぎ足し継ぎ足ししてきたらしい。だから古くなっていくタイミングも全部バラバラになる。
一気に改修するのではなく、ずっとどこかが工事していて、いつもどこかで通行止めがあるという社会。僕たちみたいなギリギリの人間は、本当に要注意。東京は恐ろしい…