新型コロナウイルスの5類引き下げで海外旅行熱が高まっています。
山梨県内のパスポートの交付は今年すでに4000件を超え、去年の4倍以上に伸びています。

甲府市の国際交流センターから県庁北別館に移転した県パスポートセンターです。
こちらには連日パスポートの申請や交付を受ける人が訪れています。

パスポートの申請・交付に来た人:
大学のゼミで海外に行くので申請に来た。

パスポートの申請・交付に来た人:
コロナでどこも出かけられなくて国内旅行とも思ったが海外に行ってみたい。

アメリカの大学に在学中:
去年は行けずにオンラインで授業を受けていた。今年から行けるということで楽しみ。

センターによりますと今年1月から4月までにパスポートを交付した人は4000人を超え、去年の同じ時期の4倍以上、おととしの7倍以上に上っています。


県パスポートセンター 坂本久美室長:
今年に入ってから交付件数が伸びている。海外旅行を計画している方や留学に行く方が多く、申請・交付件数が増えている。

新型コロナの5類引き下げに伴い海外旅行を計画する人が増え、今後も申請を行う人は増加する見込みです。

大手旅行代理店、HIS甲府支店によります今年夏に人気の外国の旅行先は、1位が韓国・ソウル、2位がハワイ、3位が台湾・台北などで比較的近場やコロナ禍で行けなかった新婚旅行を計画している人が多いということです。

なおパスポートの申請手続きは通常10分程度で、その後、1週間で交付されます。
しかし夏休み前には混雑が予想されるとして、センターは海外旅行の計画がある人は早めの申請を呼びかけています。