県警による「うそ電話詐欺特別警戒警報」が発令中の山口県内で、下関市の50代の女性が架空の料金を請求するうそ電話詐欺で49万円8000円をだまし取られました。

被害に遭ったのは、下関市に住む飲食店経営の女性(50代)です。

山口県警下関警察署によるときのう午前10時ごろ、女性のスマートフォンに「NTTよりお知らせ」などと記載されたショートメールが届きました。

女性が記載された番号に電話したところ、「有料動画サイトの利用料金が未払い」などと告げられました。

「身に覚えがない」と答えたところ、相手は「確認します。かけ直します」といったん電話を切りました。

その後かかってきた電話で「動画は見ていないが料金を払わないと裁判になる。動画を見ていないので返金対象になる」などと言われました。

相手を信じた女性は市内のATMで指定された口座に49万8000円を振り込み、だまし取られました。

山口県警では、今月25日から「うそ電話詐欺特別警戒警報」を発令中で、「メールや電話で料金を請求するのは詐欺」などと改めて注意を呼びかけています。