4人が死亡した立てこもり事件で、事件の犠牲になった警察官の池内卓夫(いけうちたくお)さんを知る人は「耐えられない」と悲痛な胸の内を明かしました。

(近くの住人は…)
「とても私たちは耐えられないです」

中野警察署に勤務する池内卓夫(いけうちたくお)巡査部長61歳は、25日、青木政憲(あおきまさのり)容疑者が発砲した弾丸が胸にあたり死亡しました。

「人が刺された」との通報を受け、同じく犠牲となった玉井良樹(たまい・よしき)警部補と共にパトカーで現場に急行したところを銃撃されたと見られています。

長野県警の音楽隊に長年所属し、ドラムを担当していたという池内さん。

ゴミ拾いなど自治会の活動にも積極的に参加し、地域の取りまとめ役だったと近くに住む人は話します。

(近くの住人は…)
「本当に切ないです。ましてや卓夫さんが一番悔しい状況だったと思う。本当に悔しいというしか言葉が出ないですね。ご家族の心中を考えますとね、私たちはとにかく出来る限りの応援をしたいと思っています」