26日夕方、走行中の富山地方鉄道の車両から煙が出て、緊急停止しました。乗客と運転士あわせて8人にけがなどはありませんでした。

警察などによりますと、26日午後5時26分ごろ、富山県上市町の相ノ木駅と新相ノ木駅の間を走っていた富山地鉄本線の車両から煙が出て、緊急停止しました。駆け付けた消防により約25分後に煙は消し止められました。

乗客7人と運転士1人にけがなどをはありませんでした。この事故で約3時間にわたり9本が運転取りやめ、10本が区間運休止し、約500人に影響が出ました。

27日、警察と消防が実況見分したところ、先頭車両の下部が激しく燃えていて火元とみられることがわかりました。原因については、引き続き調べを進めています。

富山地鉄をめぐっては、4月11日に踏切付近で保守作業をしていた社員が電車にはねられ死亡する事故が発生。26日、辻川徹社長が事故の責任を取って辞任する考えを示したばかりでした。