日本銀行盛岡事務所は、4月の県内の金融経済概況について、「一部に弱さがみられるものの、緩やかに持ち直している」とし、3か月連続で前の月から判断を据え置きました。

 日銀盛岡事務所によりますと、個人消費は、スーパーの売上高や新車登録・届出台数が前の年を上回ったことから、「緩やかに回復している」に判断が引き上げられました。一方、半導体の需要が落ち着いていることから生産の動向は先月に続き、「持ち直しの動きが足踏みしている」に判断が据え置かれました。4月の県内経済については、「一部に弱さがみられるものの緩やかに持ち直している」と判断を据え置きました。今後の見通しについて日銀盛岡事務所は、「新型コロナの5類移行を受けインバウンド需要など、個人消費の動向に注視が必要」と分析しています。