独自取材 手軽で怖い “闇バイト”の入口

今回、ジャーナリストの石原行雄氏と共に、闇バイトの勧誘手口を取材しました。
石原氏『お金欲しいです #高額バイト#日払い』
まず、石原氏はツイッターで、お金に困っているという内容をつぶやきました。
すると、約15分後…

エイト『まだお金お困りですか?』
「エイト」と名乗る人物から、ダイレクトメッセージが届きました。
これに対し、困っていると返信すると、
エイト『いくらお困りですか?お住まいも教えてください!』
石原氏『月末までに5万円 来月末までに8万円ないとまずい感じです』
石原氏『住まいは東京都内です』
エイト『現在何歳ですか?』
石原氏『38です』
住所や年齢など、具体的な質問が届きました。

ジャーナリスト 石原行雄氏:
こういう、順番で聞くパターンもいわゆる闇バイトのリクルーターと全く同じですね。
マニュアル通りにやっていると思います。
恵俊彰:
びっくりしたのが、早いですね反応が。15分後ですよ。
石原氏:
私も、金に困っていて闇バイトに加担する典型的なタイプの人間を演じて、そういう書き込みをしたというのもあるとは思うんですけれど、やはり敵もそれだけ専任の人間を用意して、SNSはずっとパトロールしているということです。
コメンテーター 副島淳:
普通に考えたら、住所とか絶対教えたくないですけど、コロナ禍でいろいろな事情でお仕事ができなくなってしまったりとか、本当に困ってたら、そういう判断もできずに住所とか年齢とか情報をどんどん言っちゃうのかな。
石原氏:
むしろ助け舟のような気持ちで乗ってしまう人が多いと思いますね。
旧来型の、SNSのアカウントに自分から応募するものには、「闇バイト」や「受け出し」など怪しいワードがありますから、能動的に動くときはちょっとやましい気持ちがありながら行きます。
でも受動型の、相手からくるものは、そういうのは一切見えてないですから。本当に純粋な仕事の斡旋を、誰かが見つけてくれてるのかな。このチャンスを逃がさない間に、すぐ(個人情報を)教えて、いい仕事を紹介してもらおうと。